教育

ギフテッドの入り口でも、2eの子は弾かれることがある

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ある日、息子の担任の先生から、「Highly Giftedのテストを受けてみては」と打診された。GATEには入っていたけれど、その先にもうひと段階レイヤーがあること自体、私はあまり意識していなかった。

Highly Giftedのテストは、GATE判定のための一斉テストとは別物で、一人に3時間かけて受ける。先生の推薦がないと、そもそも受験までたどり着かない。それなりに大ごとのテストだ。

結果は、選ばれなかった。

理由ははっきりしている。テストには言語のセクションがあって、自閉症を併せ持つ息子は言語の面に弱さがあり、そこの点数が基準に届かなかった。総合では足りていたのかもしれない。でも、内訳のいちばん低いところで引っかかると、「該当しない」になる。

これが、地味に2eのリアルだなと思った。

Highly Giftedのテストは、本来「その子の強み」を測るためのものだ。なのに息子の場合は、自閉症からくる言語面の弱さが足を引っ張って、強み側の入り口で弾かれた。つまり、弾かれた直接の原因は、ギフテッドと併せ持っている自閉症のほうにある。強みと弱みが同居している子は、こうやって、強みを見てもらうための入り口でさえ、弱みでこぼれることがある。

発達障害の支援は「弱み」で判定され、ギフテッドの判定は「強み」で測られる——と思いきや、ギフテッドのテストの中にも弱みの項目があって、そこで引っかかる。結局、どの制度も「凸凹のうち、低いほう」をどこかで見ていて、2eの子はそのたびに引っかかりうる。

正直に書くと、選ばれていたとしても、何かが大きく変わったわけではないとも思う。Highly Gifted向けの特別に手厚いプログラムが用意されていたわけではなく、強いて言えばラベルが一つ増えていた、という程度の話だ。だから「特典を逃して悔しい」という話ではない。

引っかかったのは、そこじゃない。強みはちゃんとあるのに、弱みのせいで、その強みを見てもらう手前で線を引かれる——その構造のほうだった。制度は基本的に「一つの軸」で子どもを測る。凸の高さではなく凹の深さで切られると、凸があってもなかったことになる。

2eの子を育てていると、強み側の窓口でも、弱み側の窓口でも、どこかで「あなたはこの枠には入りません」と言われる瞬間が、定期的にやってくる。今回のは、そのうちのギフテッド側バージョンだった、という話だ。

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