療育
ABAセラピーって何?1年通って、やっとわかったこと
息子が4歳でChild Findを通じて診断を受けたあと、自分の会社の保険でカバーされるリストからABAのオフィスを探した。普通は待機リストが長いんだけど、運よくすぐスケジュールが組めた。週2回、1回2時間。BCBA(認定行動分析士)がアセスメントしてプランを立て、RBT(セラピスト)が家に来てプログラムを実施する、という形。
ABA(Applied Behavior Analysis、応用行動分析)は、行動を細かく分解して、望ましい行動を「ほめる」「できた」のループで増やしていく療法。アメリカでは自閉症児の介入として一番メジャーで、保険会社が「これをやりなさい」と指定してくることも多い。これもまたアメリカ医療と保険会社の闇が見える部分ではあるんだけど、ABAはエビデンスがある療法で、効果がある子もいるのは確か。息子も、少しずつだけど、できることが増えていた。
息子の場合、感情・言語・コミュニケーションが中心で、ボードゲームを使ったり、写真カード(コミュニケーション用)も買って使っていた。担当のセラピストは何回か入れ替わったけど、リンジーがとてもいい人で、本人もすっかり懐いていた。
ただ、ABAに対する批判はアメリカ国内でもある。特に成人当事者からの「あれは強制的だった」という声。私はそれを軽く扱えないと思っている。だから、毎回どこまで押すか、本人が嫌がっているサインを見逃さないか、そこは私の仕事として残っている。
「アメリカは療育が充実してる」と一言で言うとそうなんだけど、その中身は「保険次第」「セラピストの質次第」「親が監督できるか次第」で、わりと振れ幅が大きい。仕組みがあるのは確か、というのが、今のところの私の感想。